【投資体験記】投資初心者が4か月間スイングトレードをした結果
こんにちは、こまいです。
今回は前回の記事で話したスイングトレードした結果の続きとなります。
前回の記事ではスイングトレードの結果と、トレードをする前にどんな勉強をしたかについて話しました。
今回はその勉強をした上で、どんな風にトレードをしていったかを話したいと思います。
25日移動平均線を基準にトレンドを判断
まず自分が勉強の中で銘柄選定をする際に、「上昇トレンド」となっている銘柄を探す必要があると考えました。
トレンドの判断基準として最初に25日移動平均線、中期線とも呼ばれる指標を基にして判断を行いました。
基本的にローソク足が25日移動平均線を超えているということ。
そして、短期線と呼ばれる5日移動平均線、長期線と呼ばれる75日移動平均線を見て、これが上から短期、中期、長期と並んでいる銘柄を選ぶようにしました。
移動平均線が上から短・中・長と並んでいる状態は「パーフェクトオーダー」とも呼ばれ、強い上昇トレンドを示す一つの指標となっています。
そして、売るタイミングも25日移動平均線を基準にしようと考えました。
上昇トレンド中に買い、下降トレンドになったら売るというのが基本的な考え方なので、中期のトレンドを示す25日の平均線をローソク足が下回ったということは下降トレンドに進もうとしていると判断し売るという方針で銘柄を選定していきました。
そしてこの銘柄を購入します。
リニューアブルジャパン(9522)を購入
具体的な銘柄を出しましたが、購入を推奨するものではないので、ご了承ください。
トレードをしたのはこの銘柄だけではありませんが、一番売買をした銘柄になるので、紹介しました。
上記の選定基準で、最初に買ったのがこの銘柄です。
購入時の株価は650円で100株購入しました。
決算の数字も好感されており、業績によるリスクも少ないと判断し、この銘柄を選びました。
後に、この銘柄は1,200円以上の値をつけることになるので、銘柄選定については良かったのではないかと思います。
購入してからは値動きも順調で、ローソク足が25日移動平均線を割らずに、上昇トレンドが継続していきました。
そこで更に100株を804円で追加購入し、利益を増やそうとしました。
この時点で、平均取得単価は727円となりました。
しかし、株価は900円付近を天井として徐々に下落していきます。
そして基準としていた25日移動平均線を割ってしまいます。
25日移動平均で判断する難しさを知る
遂に売りのタイミングとして考えていた25日移動平均線を割ってしまいました。
損切りという状況でしたが、決めた売りのルールを最初から崩してはいけないと考え、損切りを決行。705円で200株売りました。
ここで、自分が売買の基準としていた25日移動平均線による判断の難しさを実感しました。
購入後は順調に株価が上昇したので、選ぶ判断材料としては間違いではなかったと思います。ただ、利益確定しようとする際の判断材料としては使い方が非常に難しいと思います。
その理由としては、利益を出そうとすると長い上昇トレンドが必要になるという点です。
25日分の株価の平均をつないだ線なので、上昇トレンド中の直近の株価の動きと比べると大分低く、緩やかに上昇していくことになります。
その中で、25日移動平均線を下回った時に売った金額で利益を出そうとすると長い期間の上昇トレンドが必要ですし、利益が出ても思ったより少なく感じてしまいます。
そして、買い増しをしようとすると更に上昇トレンドが長く続く必要が出てきます。
実際、今回の売買では、買い増しをしなければ5,000円程の利益を出すことが出来たはずでした。
そういった点で、利益を確定しようとする上で、25日移動平均を使用する難しさを実感した売買でした。
意外と25日移動平均線を下回った後に株価が上がる
引き続き、25日移動平均線の話です。
ローソク足が25日移動平均線を下回ったら、下降トレンドに入った可能性があるので、売るという考えをお話ししましたが、意外と下回った後に反発上昇することが多いと感じました。
これは利益を確定したい売り方が落ち着いて、「この金額なら買い時だ」と考える買い方の動きが強くなることでこういった現象になるのだと思っています。
特に業績の良い銘柄であれば未来への期待感も強いのでこういった動きが多くなると思います。
自分が705円で売ったリニューアブルジャパンもその後、株価上昇し、再び25日移動平均線を超えることになりました。
自分は機械的に「25日移動平均線を割ったら売り」と考えていましたが、こういった反発上昇で再び上昇トレンドを形成することを考慮する必要があると考えを改めました。
25日移動平均線を割っても、付近で値動きが停滞しているようであれば、上昇の余地を残していると判断し、保有しておくという選択肢を持つ必要がありそうだと考えなおしました。
その後、あわてて買い戻し・・・
判断基準としていた25日移動平均線を割った後に上昇し、再び25日移動平均線を超えたところで買い戻し。平均取得単価830円程で300株を購入しました。
一度に300株を購入したのは、前回、買い増しをした事で平均取得単価が上がり、売るときに損失を出してしまった反省を活かそうとしたからです。
買い増しという行為は悪ではないと思います。
ただ、今の自分にとって、買い増しによって損をするリスクを考慮するよりも、損切りラインを設定することで、一度に購入するリスクを考慮する方が容易だと判断しました。
その後、株価は上昇しますが、また25日移動平均線を割る展開となります。
前回の売買で学んだ、25日移動平均線を割っても上がる可能性があるという点を考慮し、200株を839円で売り、100株は保有するという選択をしました。
この売買経験では、最低でもプラスで一部を売り、上昇した際のリスクとして一部を保有しておくことは、自分の投資メンタルを保つという意味でも有効な方法であると実感しました。
100株を残した後は、再度株価が上昇。1,150円程まで上昇しました。
しかし、7月26日に‐150円程の株価急落。
25日移動平均は割っていませんでしたが、今までになかった値動きだったので、利益は残しておきたいと考え、969円で100株を売りました。
今振り返るとこの時の売買が一番うまく反省を活かして利益を取ることが出来ていたと思います。
25日移動平均線を下回った後の上昇リスクを見越して100株残し、25日移動平均線を基準とすると得られなかった利益を急落時の下降トレンドへの転換を予感させる初期段階で売って利益をとる。
前回の売買で出来なかったことが、今回では出来ているように思います。
投資基準があやふやに・・・
前回の反省を活かし、利益を確定することが出来たものの、リニューアブルジャパンへの投資をやめたわけではありませんでした。
業績も右肩上がりの成長中の企業だと思っているので、まだ上昇の余地があるだろうと考え、平均取得単価1,070円程で300株を購入しました。
この時は「25日移動平均線を割りながらも、成長中の企業は最終的に株価が上がっていくだろう」考えていました。
実際、25日移動平均線を割りながらも、上昇を続け、1,277円という値を付けるまでに上昇しました。
その間にあった四半期決算についても数字が好感されている印象だったので、自分の読みは間違っていないものだと思っていました。
しかし、1,277円を付けた後に株価は下がり、一度反発するも25日移動平均線を大きく割ることになりました。
以前であれば、損切りということで売っていたかもしれません。ただ、好業績なので、再び反発するだろうと考え、すぐには損切りをしませんでした。
その考えも実らず株価は更に下落。最終的に300株全て損切りを行ったのは900円付近となり、約5万円の損切りとなりました。
利確のストーリーが全くなかった
現在、リニューアブルジャパンの株価は800円程となっており、損切りのタイミングは遅かったものの、更なる損失は防ぐことが出来ています。
今後、この銘柄の株価は上がるか下がるかわかりませんが、今回の売買の反省点は「利確をするストーリーを一切考えていなかった」ということだと考えています。
「25日移動平均線を割りながらも上がっていく」という考えのみで、下がってきた際の利確タイミングを全く考えていませんでした。
前回、969円で売ることができたのは、-150円という急落がスイッチとなったからです。
その後の売買では緩やかに株価が下落した為、だらだらとマイナスを眺めることになってしまいました。
また、上昇トレンドに過度な期待を持っていたことで、「株価2倍以上取れる」という無理矢理なストーリーを立ててしまうことで、現実的な利確タイミングを逃していたことも売買を振り返ると感じました。
損小利大とはよく言いますが、利大を過度に意識すると利益を損なう可能性がある事を売買を通じて学びました。
損切りの意識は持っていたが、利確の意識が薄いのが今回の敗因であると認識しているので、次回以降の売買では、利確への意識をシビアにして臨みたいと考えています。
以上がトレードを実践した過程とその反省でした。
今度は利益が出たトレードを報告できるように頑張りたいと思います。
皆さんの投資の反省等あれば、コメント欄で紹介してもらえると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。